逃れられない攻撃からのトラウマとセラピー

日本に住んでるとあまり人種の違いについて

考える機会は少ないかもしれない。

 

しかし性役割の固定化やジェンダーの先入観、

仕事の処遇の違いや偏見にあったり

見聞きしたりしない?

 

私は女性として時々生きづらさを

感じることがあるよ。

 

今日は幅広く社会や日常生活における

環境から受ける逃れられない攻撃からの

トラウマについて伝えていきます。

 

色眼鏡で見る世界・人

あなたがどう思うかわからないけど、

この世界で生きる限り残念だけど

競争や戦争はなくならないし、

偏見もなくならないと私は思ってるよ。

 

だって、みんな生きてきた環境や文化

教育、家庭、宗教とかに影響受けて

それぞれ発達していくからね。

 

その前提だとセラピストも

何らか偏った考えや信条を持って

クライエントさんと関わっている。(汗)

 

大事なのは違いをないものとして話すのでなく

意見の相違があったらオープンに議論しあえる

関係性を作っていけること

共感大事なのはわかる!しかし・・・

「共感」は相手の感情を理解して

自分も同じように感じること。

 

自分と同じ感覚や価値観を他人も同じく

持っていると争いや偏見がなくなるかもね。

 

家族、パートナー、友達との間では、

「そうそう、そうなのよ!」

って、共感できる部分が多い方が

居心地がいいし楽しいよね。

 

セラピストとして「共感」は大事なので

訓練や勉強するものの、

正直完璧にはできない!

わかったふりの共感は胡散臭いし。(笑)

わからないときに無理に

言語化しようとして

ロボットみたいに

ギグシャクしちゃうこともあるよ(苦笑)

 

そんな時はそのことに気がついたら

オープンに話し合えるのがいいよね。

 

日常生活で継続的に、見て見ぬふり

聞かぬふりでスルーしちゃってないかな?

下手に言って嫌われちゃうかもとか、

相手を気遣って言えなかったり

することもあるよね。

 

あるいは、力の差が圧倒的にあったりすると

萎縮しちゃって恐れや怖さから

何も言えないことも。(涙)

 

自分の中にギューって閉じ込めて

蓋をして抱えて生きていないかな?

 

長く積み重なると物の見方が偏ったり

トラウマが生成されたり

なんだか生きづらいってことも。

 

逃れられない攻撃から起こるトラウマ

トラウマは結構日常でも気楽に使う

ワードになってきたように思う。

トラウマについては、以前の記事も紹介。

痛い人生の出来事が心の傷よりただの出来事になるための工夫

 

「トラウマ」は外傷的事件などから

その人のキャパを超える体験が

あったり防衛がうまくできなかったりすると

トラウマが増大する。

また、その時の恐怖や孤立無援感は

心的外傷の傷やトゲとなって残りやすいよ。

 

トラウマといっても、

一回限りのアタックなのか、

継続した攻撃だったかで

治療の回数や期間も変わってくる。

 

例えば、一回限りの単回性だと

強盗や身体的暴力

性的暴行、熊に襲われる

などの攻撃を受けた場合がある。

 

過去から継続している

逃れられない攻撃はどうかな?

こっちは単回性の攻撃より

気づきにくいものも

あるかもしれない。

 

例えば、経済的事情で泣く泣く

仕事をし続ける。

心身ともに健康が損なわれてきても、

仕事に囚われている状態。

 

あるいは学校や職場、家庭など

固定された環境で拘束されとらわれて

いじめ、嫌がらせ、暴力が継続している。

 

また、障害、人種、性差別、同性愛の偏見など

本人にはどうにもならない社会から受ける

攻撃などは逃れられない攻撃になりやすいね。

 

攻撃から逃れようとするサバイバル戦略

どんな動物にも本能的にサバイバル戦略

が備わっている。

 

噛む、蹴る、闘う、逃げる、呼ぶは

原始的生存反応になるね。

 

戦うよりよりサバイバルできるなら

死んだふり(凍りつき)

服従や迎合することも

戦略として使う場合もある。

 

うまく対処できたら、

トラウマなどの傷には残らずに

活性化した神経系も

再び穏やかに人びととの交流を

続けていけるでしょう。

 

人に「こんな怖い経験があってねー」

って、過去のこととして出来事を

話したりできる。

 

トラウマの影響

トラウマの影響は本来持っている

回復していこうとする力や

人と繋がる意欲を

一時的に奪うこともあるよ。

 

高い活性化状態から抜けられない。

過度の恐怖、悪夢を見たり、凍りつき

不安や無力感や硬直化があったり。

逃避のパターンにはまりこむと

人と深く関わることが困難になったり。

 

安全安心と感じられる世界に

生きている事がわからないと

見える世界も他人と同じようで

全然違う世界を見ていることがある。

 

トラウマ体験が

信念、価値観、行動

神経系や感情の幅

レジリエンスや

他人や世界との関わりを

変えてしまうこともあるよ。

 

それらって人生や毎日の健康を思うと

結構、影響大きくって

びっくりするよね。(汗)

 

逆に言うと、それらを作った歴史を

紐解いたりソマティックに

解放していくことで

生きやすい人生を歩むこともできるんだな。

いや、これは言い過ぎではなくってホントの話。

トラウマ影響からの解放

セラピーではトラウマの質や量、

クライエントの持つリソースや

レジリエンスなど総合的に見ながら

オーダーメードで進めていくよ。

 

ソマティックなアプローチでは

身体の防衛反応が未完了となっていたら

それを完了できるように探求しながら

セッションで働きかけることもあるよ。

 

ちょっとずつ微調整しながら

調整不全だった神経系や

記憶の処理、固着した思考、

新しい知識も学びながら

整えていく感じ。

 

大きなワーク後不調になる方も

中にはいるけど、

今までの枠が広がったりで

着慣れない服を着こなすようなイメージ。

二日もすれば馴染んでくることが殆どなので

心配しすぎないで

セラピストに相談してもOK!

さいごに

自分で如何にもこうにもならない

扱いきれないものを手放す方法として

専門家に聞くのもひとつの方法。

 

何年も影響を受けながら生きていくのって

辛いからね。

 

我慢の限界にもほどがあるし

我慢することもない。

 

腕が折れたら病院で治療してもらうように

心が不調だったら

信頼できるセラピストと

一緒に解決していこう!

一人じゃないよ!