価値観と自分軸がある人の生き方

全ての物事は流動的であるが、普段何気なく選択したり行動したりしていることは、

自分の大事にしている価値観や自分軸を元に動いているし、そうありたいと願う。

人によっては自分の価値観や自分軸がなんなのかわからずに他人や世間、社会などの

価値観を自分の価値観として生きている人もいる。

セッションではその人の大事にする価値観を中心にしたワークはとてもパワフルだ。

この時勢にあって価値観や自分軸なるものを持つ意味をみていきたい。

 

なぜ価値観や自分軸が大事なのか?

価値観や自分軸というのは、自分の行動を動機づけるもの、

自分の持っている価値観により物事を評価する、ので大事である。

今まで積み上げてきた人生は、自分がそのとき大事と思えることを選択して

実行した結果と言える。

自分の価値観や自分軸が何なのかに気づく事ができてくると、

自分の大事とする価値観に近い選択、より満足のいく結果をもたらしてくれる選択が

自分の価値観に合っていたことに気づける。

逆に、自分の価値観が何かわからないと、満足につながる物事の選択ができないため

満たされていない感覚がよくあって、一生懸命やっているのにいつも不満が残る、

みたいな感じになる。

価値観や自分軸とは?

価値観って何?って聞かれても、具体的な価値となるとぼんやりこれかなーという程度で

持っているものかもしれない。

 

価値観は辞書的な説明では、

何かの相対的な価値を見るときの望ましさの優先順位や経験の本質を表すもの。

それらは行動や出来事、人物への”判断”、”態度”を形作るもの、行為の選択や合理化などの

際に望ましさの基準として機能してくれる。

 

とある。

よって、価値観は状況や環境などによって優先順位が変わっていくものと捉えられる。

 

価値の具体的な内容は心理学においても研究されていて、諸説いろいろある。

例えば、シュプランガーは「生活の中でどの領域に最も価値をおくか」という

「価値志向の6類型」があり、一対比較と順位づけによって価値の測定を試みてる。

 

知識体系の追求に価値を見出す「理論型」、蓄財を目的とする「経済型」、

他人を支配することに価値を置く「権力型」、芸術活動に価値を置く「審美型」、

社会福祉活動に価値を置く「社会型」、宗教的活動に価値を置く「宗教型」。

 

 

個人の価値と社会の価値、道徳や能力、時間などどの角度と尺度で見るかで

価値が何かということも変わってきそうだ。

 

自分軸とは、価値観とつながりのあるもので自分の中のコアにある。

その人が人生経験によって得てきた一番欲しくて好むもの、大切にしている価値、

人生の中で個人的な表現をするための枠であり、中心軸でブレの少ないもの。

世の中で価値観はたくさんあるけど、自分のコアとなる価値観というのはそれほど

多くはないように思う。

 

わたしは数年に一度、価値観ワークをする。

その時々のライフステージ、タイミングや環境、抱えている課題感を持っていると、

大事にしている価値観キーワードは形を変えて出てくる。

でも個々の価値観をまとまりとしてみたとき、同じような塊となってそこにある。

そして、わたしの生き方や人生を形作っている。

人の本質となりうるものが、自分軸と呼ぶと言えるのではないかな。

 

自分軸で生きるってどういうこと?

日本では「和を持って尊し」的な文化背景を持っている。

集団の力は災害や戦後の復興、経済の発展などにも、必要な力だと思う。

 

自分軸があると出る杭は打たれるではないが、

環境やタイミングによっては時にへし折られたり同調圧力に押されることもある。

 

「自分の軸を絶対変えません」

と言ってしまうと、周りにいる人々は自分とは違う人たちなので、「わがまま、自己中」

という評価がついたりするのかもしれない。

 

生きやすいのは、自分軸に柔軟性を持たせること。

 

車のハンドルみたいに余裕部分を持たせる。

心臓の鼓動みたいに、リズムに揺らぎがある。

 

余裕や揺らぎが柔軟性となり形を変化させつつ、コアの芯もあり続けられる。

 

それら柔軟性を持った自分軸によって、私たちの人生を経験するための「枠」は

だいたい決まる。

自分軸の価値観を満たすことは、その表現を実行し満足することを意味するだけではなく

満たされている経験自体も含むもの。

 

人生の満足度が高くなるということは、自尊感情や自己肯定感なんかも満足いくところに

あると言えるのかもしれない。

 

自分軸の見つけ方

まず、自分自身が何に価値をおいているのかを探り、確認し、言語化で明確化していく

ことが必要になってくる。

 

仕事重視、家庭重視、遊び重視、優先したいものはそれぞれだが

自分軸は人生のバランスで考えるのも悪くない。

出た価値観に良い悪い正解不正解はない。

 

価値観ワークはいろいろあるが例えば好きなこと嫌いなこと、苦手なもの、

趣味や興味などを書き出して、自分の棚卸しをしてみる。

そこから今後の人生でも大事にしていきたいキーワードになる言葉を取り出し、

並べて文章にしてみる。

そこには自分の強みとするもので仕事をしていたりする姿が見えるかもしれない。

 

価値観は自分にとって「肯定的な意味を持つもの」という前提があるので

自分の嫌いなもの、やりたくないものや苦手なものの反対にあるものが

大事としている価値観であったりすることもある。

例えばわたしは「同調圧力」は嫌なことなんだけどその反対を考えたとき、

「個性を認められること」が出てきた。

これだったら今後も大切にしていきたい自分の軸や価値観になるなあという

気づきがあったり。

 

また、価値観は身体感覚的なものでもある。

自分の価値観の反対となる状態の経験をする時、その経験の中には価値観への強い熱望が

含まれていることはよくある。

例えば、親に強引に進路や生き方を押し付けられる状態があったなら、

その時の自分の身体は胸のあたりがむかむかするのかもしれないし、

お腹のあたりにずしりとした石のような重みを感じるのかもしれない。

それらがなくなるために自分がどういう扱いを受けた時なのか?どうありたいのか?

と考えてみる。

「自分の選択を尊重してほしい」と出てきたら、それがその人の大事にする価値観の

キーワードの一つとなるのである。

 

価値観の気づきや価値観に近い物事が得られる満足がないままだと、

それが得られる機会の経験をなんども繰り返すのかもしれない。

試行錯誤するうちに、価値観に近い経験や仲間を作るやり方がわかってくる。

自分の価値観に近い人と過ごす心地よさ、自分の選択してきた人生を生きる楽しさを

味わって生きていきたいね。

 

まとめ

  • 価値観や自分軸は自分の行動を動機づけるもの、物事を評価する指標となるものなので大事
  • 価値観は何かの相対的な価値を見るときの望ましさの優先順位や経験の本質を表すもの
  • 自分軸は価値観とつながりのあるもので自分の中のコアにある
  • 自分軸に柔軟性を持たせるとラク
  • 価値観は肯定的な意味を持つもの。身体感覚的なもの。いやと感じる事の反対には自分の大事にしている価値観が潜んでいる
  • 自分軸の価値観が満たされない生き方はその経験を得ようと何度も繰り返す試行錯誤に陥いる

 

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